「和牛」水田が料理の提供タイミング「ズレ過ぎ」でクレームは正論か？
「和牛」水田の飲食店クレームは正論か 料理の提供タイミング「ズレ過ぎ」で激怒
お笑いコンビ「和牛」の水田信二さん（37）が、飲食店で頼んだ料理が出て来るのが遅かったことに激怒し、食事をせずに料金だけ支払って店を出た、とのエピソードをテレビ番組で披露した。
水田さんが怒った理由は、一緒に店を訪れた後輩芸人が頼んだ料理が出るタイミングと、自分の料理が提供される時間が大きくズレたため。このエピソードにスタジオからは悲鳴が上がったが、ネット上では「めっちゃ正論」と理解を示す意見も目立っている。
このニュースを読んで、モヤモヤした気持ちになったので取り上げます。
この記事では「クレーム」という言葉が使われていますが、よく読むと「クレーム」というよりは「意見」という言葉の方が適切だと思います。目を引くためにあえて「クレーム」という言葉を使ったのかもしれませんが…。
「料理の提供タイミングを合わす」は常識なのか？
記事を読んで、一番腑に落ちなかったのは、元料理人の水田さんやヤフーコメントで飲食店関係者の方が、「料理の提供タイミングを合わすのは常識」という認識を持っていて、これを理由に水田さんは食事をせずに帰って、飲食店の方は賛同しています。
飲食店はあくまでも「飲食を提供する店」で、料理の提供タイミングを合わすのも含めて、それ以外は店側の善意やサービスです。そしてサービスの内容は店側が決めることであって、客の常識で決められるものではありません。店側の善意やサービスを当たり前のものとして、「正論」や「クレーム」としてしまうのは、お客様を神様扱いすることで、度が過ぎたクレームだらけの世の中になってしまいます。
水田さんは、上記のような認識があったから、食事をしなかったのにお金を支払って、クレームではなく意見を言ったのだと思います。だからこそ私は筋が通ってると感じました。
あくまでもサービスを提供する側である飲食店関係者が「自分の中での常識で、自分の店でそのようなサービスを提供する」で留めておくのならいいと思いますが、サービスを受ける客側が「正論」「常識」だと勘違いして、店側に要求すると過剰なクレームとなってしまいますので、単純に「正論」「常識」で片付けてしまうのは危ないと感じました。
コメント