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国内

札幌市北区死亡ひき逃げ事件の不可解な点

札幌市北区太平で死亡ひき逃げ事件が発生し、容疑者が逮捕・送検されました。

「勤務先からの帰宅途中だった」死亡ひき逃げ事件で逮捕の男 容疑否認のまま送検 「縁石に乗り上げたと思っていた」

札幌・北区で男性が死亡したひき逃げ事件で、逮捕された男の身柄が7月22日検察庁に送られました。

容疑者が逮捕・送検されて、他と同じようなひき逃げ事件だと思った方が多いと思いますが、この事件は発生当初から違和感を感じて気になっていて、今回の報道でさらに気になる点が増えたので、筆者が感じたことを書きます。

※容疑者は容疑を否認していて、事件の全容はまだ解明されていませんので、なにが真実かはわかりません。

※あくまでも「現段階ではこのような可能性も考えられる」という考察です。

※被害者の方の非を責めたり名誉を傷つけたり、容疑者を擁護する目的ではありません。

被害者の方はなぜあの時間にあの場所にいたのか?

事件発生場所と被害者の方の住所、事件発生時間

違和感があったのは、事件発生場所と被害者の方の住所、そして事件の発生時間です。

自宅から事件現場までは約4.2km

発生当時のニュースがこちらです。

「路上で人が倒れている」未明の国道交差点に32歳男性 搬送先の病院で死亡確認…"ひき逃げ"か 現場は片側3車線

7月10日未明、札幌市北区の路上で男性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。警察はひき逃げ事件も視野に捜査を進めています。

死亡ひき逃げ事件が発生したのは午前2時半頃で、現場は札幌市北区太平2条1丁目、そして被害者の方の住所は同区篠路8条6丁目と報道されています。

MapFanというサイトで調べたところ、札幌市北区太平2条1丁目から同区篠路8条6丁目までは、約4.2kmありました。

MapFanによる距離の計測はこちら

ちなみに、ニュースによっては被害者の方のことを「近くに住む」と報道していますが、4.2km離れていて「近く」と表現するのはおかしいです。

移動手段は?タクシーの可能性は低い

自宅からタクシー、またはどこかからタクシーで事件現場まで行った可能性も考えられますが、事件現場はほとんど店のない幹線道路で、事件当時付近で開いていたのはコンビニ、ラーメン店、アダルトショップくらいなので、深夜にわざわざタクシーを使って現場付近に行く可能性も低いと考えられます。

徒歩だった可能性が高い

「ひき逃げ事件」となっているので、被害に遭った時は自動車ではなく自転車か徒歩だったはずで、事故現場の写真を見ると自転車が写っていないことから、被害者は徒歩の状態だった可能性が高いです。

被害者の方があの時間にあの場所にいた謎

ですから、記事を読んで、「深夜に自宅から4.2km離れたほとんどお店がない場所に、一人で徒歩で行って、ひき逃げ事件に巻き込まれた」という状況に筆者は違和感を覚えた訳です。

北海道は車社会なので、誰かに車で送ってもらった可能性も考え、ひき逃げ事件ではなく、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるのではないかと考えていました。

被害者の方はなぜ横断歩道に倒れていたのか?

容疑者の車

被害者の方は倒れていた可能性が高い

警察は「被害者の方は何らかの理由で横断歩道に倒れていたと見ている」と発表しており、被害者の方は倒れた状態で轢かれた可能性が高いです。

通常歩行者をはねた場合、バンパーやグリル、ヘッドライド、ボンネット、フロントガラスなどが損傷しますが、押収された容疑者の車の映像を見ると、損傷しているのは助手席側のバンパーの下部だけですから、やはり被害者が倒れた状態だった可能性が高いです。

被害者が倒れていた理由で考えられるのは?

被害者が倒れていた理由は次の可能性も考えられます。

①飲酒

時間帯を考えると、飲酒の可能性も考えられますが、自宅から4.2km離れたほとんどお店がない場所で泥酔して寝てしまったという状況は考えにくいです。

②体調不良

体調不良の可能性も考えられますが、被害者の方は30代前半ですので、突然倒れるほどの発作が出たというのも可能性が低いのではないでしょうか。

③何らかのトラブルに巻き込まれていた

筆者が事件発生当初に考えていたことですが、被害者と容疑者が知人ではなさそうなので、この可能性も低いと考えられます。

④別の車にひき逃げされていた

被害者の方が倒れた状態だった可能性が高いということで、この容疑者の前に、別の車にひき逃げされていた可能性も浮上してきます。

過去に前を走っている車が人をはねて、後続車が続けてはねてひき逃げになった事件があったと記憶しています。

被害者が倒れた状態だったら過失が軽減されることも

ひき逃げをして被害者の方を死亡させてしまうのは、決して許されることではないです。

しかし、車を運転するドライバー側からすると、人を轢いてしまうと人生が変わってしまうので、深夜の見通しの悪い中で道路に人が倒れているという状況を想像すると恐怖を感じます。

今回の事件のように、見通しが悪かったり、人が道路に倒れているなど、状況によっては避けようのない場合もあり、ドライバー側の過失が相殺されるケースもあります。

道路に人が倒れているという状況は通常では考えにくく、容疑者も容疑を否認しているため、ひき逃げをした認識があったかどうかも争点になっていくと考えられます。

事件の全容解明を願っています

被害者の方がなぜあの時間にあの場所にいたのか?そしてなぜ横断歩道に倒れていたのか?という不可解な点が残っており、事件の全容解明に繋がるかもしれないので、亡くなられてしまった被害者の方のためにもぜひ解明してほしいです。

また、このような事件・事故は不幸になる人はいても幸せになる人は誰もいないので、なくなってほしいと強く願っております。

最後に、亡くなってしまった被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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