厚労省がエーザイのアルツハイマー新薬を了承、米での薬価は1人年間380万円
エーザイとアメリカのバイオジェンが共同開発したアルツハイマー型認知症の新薬「レカネマブ」が、21日厚労省の専門部会で了承されました。
レカネマブは、18か月投与して27%進行を遅らせる効果が確認され、先月アメリカで正式承認されています。
アメリカでは、卸売価格が患者1人あたり年間約380万円と高額になっており、9月以降に保険適用に向けて薬価などについて議論される見通しです。
これまで治療法がない病気でしたが、進行を遅らせることができるだけでも社会的意義は大きいので、なんとか手の届きやすい薬価で多くの人が使えるようになることを願っています。
エーザイが米製薬大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ」が21日、厚生労働省の専門部会で了承された。早期段階の病状進行を遅らせる新薬として保険診療の対象となる見通しで、薬価が今後の焦点となる。9月以降、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で議論する。
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