申告敬遠メジャートップ！歩かされすぎ？データで見るとわかる大谷翔平選手が申告敬遠される2つの理由

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日本時間9月3日に行われた敵地でのアスレチックス戦に、大谷翔平選手は2番・DHで先発出場し、1試合で2度の申告敬遠をされました。

1試合で2度も申告敬遠されるのは異例です。

最近大谷翔平選手が申告敬遠される場面が目立ってきていますが、今回はなぜ大谷翔平選手がこんなに申告敬遠されるのか、データと共に解説します。

申告敬遠とは

バッターとの勝負を避けたい時に申告敬遠をすることで、球を投げずに1塁に歩かせることができる制度で、試合時間を短縮するために導入されました。

バッターは1塁に進むので四球と同じですが、申告して歩かせるため、より勝負を避けていることが明確になります。

大谷翔平選手は申告敬遠された数でもメジャートップ

今季申告敬遠されることが目立ってきていますが、今日の2度の申告敬遠で、申告敬遠された数は21となり、申告敬遠された数でもメジャートップになっています（2位のガーディアンズのホセ・ラミレス選手は18）

また、21の申告敬遠は、大谷選手にとっても過去最多となっています（2021年は20）

大谷翔平選手がこれだけ申告敬遠される2つの理由

大谷選手がこれだけ申告敬遠される理由は2つあります。

大谷選手が申告敬遠される理由1
ア・リーグで最も怖いバッターだから

大谷翔平選手が申告敬遠される理由の1つ目は、大谷翔平選手がア・リーグで最も怖い打者だからです。

ア・リーグの打撃のランキングを見ると、次のようになっています（日本時間9月2日時点）

ア・リーグ打率ランキング

ア・リーグホームランランキング

ア・リーグ長打率ランキング

今季ここまで大谷選手は打者として、打率はア・リーグ4位の3割を超えていて、ホームランはメジャー全体で単独首位となっています。

また、長打率もメジャートップとなっていて、要約するとメジャーリーグで最もホームランを打っていて、ヒットを打たれる確率も高く、ヒットを打たれるとメジャーリーグで最も長打になる確率が高いということで、相手チームからするとホームランや長打を打たれる確率が高いア・リーグで最も怖い打者なので、1塁に歩かせた方が安全だから申告敬遠を選ぶ訳です。

大谷選手が申告敬遠される理由2
エンゼルスで大谷選手以外に怖いバッターがいない

深刻敬遠される2つ目の理由は、エンゼルスで大谷選手以外に怖い選手がいないからです。

エンゼルスのチーム内の打撃ランキングは、次の通りです（日本時間9月2日時点、300打席以上）

エンゼルス内の打率ランキング

エンゼルス内のホームランランキング

エンゼルス内の長打率ランキング

このように、大谷翔平選手の打撃が突出していて、マイク・トラウト選手は怪我で離脱しています。

申告敬遠をして走者を出すということは、失点に繋がる恐れがあるので、チームにとってリスクがあります。

しかも、大谷翔平選手は足が速く、盗塁される可能性もあるので、大谷翔平選手を歩かせるのは他の打者よりもリスクが高くなりますが、大谷翔平選手以外に怖い選手がいないため、申告敬遠しやすい状態になっています。

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