【ボクシング】井上尚弥選手、ドネア選手に判定勝ちしてWBSS制覇へ

• Tweet

井上尚弥、死闘ゴング後の“笑顔の抱擁”に感動の反響「これぞスポーツマンシップ」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）のバンタム決勝が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA・IBF王者の井上尚弥（大橋）がWBAスーパー王者ノニト・ドネア（フィリピン）に判定勝ち。バンタム級頂上決戦を制し、WBSS優勝を果たした。終了のゴング後は互いに抱擁。感動的なシーンにネット上も反響が巻き起こった。

ボクシングのWBA・IBFバンダム急世界王者の井上尚弥選手が、ノニト・ドネア選手を判定で下し、WBSS（団体に関係なく世界一を決める大会）で優勝しました。

井上尚弥選手とノニト・ドネア選手とは？

井上選手は、これまで危うい場面もなく、一度も負けそうになることもなく、直近の数試合は無敗の相手でも1Rや2RでKO勝利するなど、モンスターに相応しい圧倒的な強さを見せてきました。

対するドネア選手は、5階級を制覇しているレジェンドで、井上選手がボクシングを始めた頃から尊敬しているボクサーです。

試合前の予想では、井上選手のこれまでの成績とドネア選手の年齢で、試合前は井上選手有利というものでした。

試合内容

試合が始めると序盤の2R、ドネア選手の得意パンチである左フックで、井上選手のまぶたから出血、続いて鼻からも出血しました。

これまで井上選手は、試合で顔にケガをしたことがなく、井上選手にとっては試合で初めての出血です。

ケガをした部分にパンチが当たり、出血がひどくなるとTKOで負けになるので、井上選手が負けるかもしれないと初めて感じたファンの方も多かったと思います。

一進一退の攻防が続き、11Rに井上選手の左ボディでドネア選手がダウン。

そして試合は最後までもつれこみ、判定で井上選手が勝利しました。

試合を見た感想

無敗の相手に対しても1R・2RでKOする圧倒的な強さを見せてきていて、これまで危ない場面も見たことがなく、いつもきれいな顔のまま試合を終えていたので、井上選手がピンチになる場面を想像できませんでした。

そんな井上選手がこれほどまでに苦しめられて、負けそうになったのが衝撃的で、やはりドネア選手は強かった。

そして、試合終了のゴングが鳴った後に抱き合い、それぞれのコーナーに戻った後も、井上選手がドネア選手のコーナーに行ってひざまずき、ドネア選手もひざまずいて、お互いリスペクトをして健闘を称え合っている姿が感動的でした。

筆者が今まで見たボクシングの試合の中で一番感動しました。

• 井上尚弥

• Tweet