安倍元首相への銃撃は防げなかったのか?2
先程、安倍元首相への銃撃は防げなかったのか?を投稿した後に、このようなニュースを見つけました。
SP7人、県連スタッフ15人いたにもかかわらず…背後の警備に隙、元警視庁刑事「ミスとしか言えない」
スポニチ 2022年7月9日 5:30
元警視庁刑事の吉川祐二氏と日本ボディーガード協会の阿久津良樹会長の見解ですが、先程筆者が感じたことと概ね同じことが指摘されていました。
背後の警戒不足
「警護対象者を中心に、複数のSPが円形状に配置される。SPは対象者に背中を向けて立ち、周囲の警戒にあたる」としたが「映像を見る限りでは、その態勢がしっかりつくられていなかった」と語った。
やはり背後の警戒がされていなかったことが指摘されています。
「銃撃以前に、至近距離の背後に入られた時点で警護は失敗だ」と語った。
そして、背後の警戒がされていなかったために、背後から近付かれてしまったことを指摘されています。
2発目の対応
「映像を見ると、SPが1発目で反応できておらず、2発目も撃たせてしまった。犯人は3メートルという距離にいたのに、状況を認識できていなかったのでは」と指摘。
先程の記事(安倍元首相への銃撃は防げなかったのか?)でも書いた通り、背後を警戒していなかったため、1発目が発射された後、すぐに反応できなかったのではないかと推測されます。
そのため、安倍元首相を守ることが遅れ、凶弾が直撃してしまいました。
あとがき
悲しい気持ち、悔しい気持ち、怒り、いろいろな感情があると思いますが、事件が起こってしまった後に、感情的に警護の不備を責めても仕方ありません。
大前提として、警護に不備があっても容疑者がこのような事件を起こさなければ、なにも問題にならなかったはずです。
県警、そして警視庁の方は、冷静に今回の警護を見直して、反省と改善策を今後に活かしていただきたいと思います。
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